意外と知らないシラミとその対策法〜アタマジラミ〜

健康

みなさん、シラミってご存知ですか?頭髪に寄生するアタマジラミのことです。

昨日のNHKあさイチでも話題になっていました。

名前は聞いたことあるけど…という方、または小児のお子さんをお持ちの方は学校や保育園・学校から手紙をもらうことがあるかもしれません。

アタマジラミはプールの前の集団健診で発覚することもあるので、お知らせがくるんです。

末っ子の幼稚園から

アタマジラミの子が発見されたのでみなさん注意してお子さんの髪を確認してください!

とお便りをもらったのですが、

お恥かしながら、

え!?まだシラミってあるんだ!

というのが最初の感想でした。

調べてみるとどうやらシラミは1994年以降発生件数は増加傾向を示しているんです!

理由は、シラミを知らない世代の親御さんが増え、知らない間に子供の中で流行とのこと。

若い世代では知らない人もいるかもしれませんね。

また、子供に多いイメージがありますが、誰でも、どこでも、清潔・不潔関係なくなるものなんです!

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アタマジラミは頭皮の寄生虫の一種

人の頭髪に寄生して、頭皮から血を吸う虫です。
アタマジラミは、卵→幼虫→成虫の順に成長します。

アタマジラミが見つかった場合、ふけかな?ゴミがついてる?と感じる位の白い小さいものがポツポツと髪に見えますが、この卵が見えるんですね。

卵は、髪の生え際に産み付けられ、約0.3~0.5mmの楕円形で白っぽい灰色に見えるものです。

         引用 名古屋市衛生研究所サイトより


成虫は、約2~3mmで白っぽい灰色をしています。
成虫は髪の毛に紛れているので姿をみることは難しいです。

       引用 名古屋市衛生研究所サイトより

成虫によって卵を植え付けられると、約1週間で幼虫になります。

その幼虫は1〜2週間の間に3回脱皮し、成虫になります。

成虫の寿命は1ヶ月で、その間に200〜300個の卵を産みます

            引用 キンチョー

フケと卵の違いはどう見分ける?

フケやごみは触ったり払ったりすれば取れますが、卵はちょっとやそっとじゃ取れません。

にかわ様物質でしっかり付いているので手でつまんでもなかなか取れないのでわかると思います。

症状は?

アタマジラミに血を吸われるとかゆみが発生します。

主な症状はこのかゆみで血を吸われた時にシラミが注入する微量の唾液に対してできたIgE抗体が関係していると言われています。

どうして子供に多いのか?ですが、子供は遊びをするにしても距離感が近く、頭同士をくっつけて遊んだりする事、また帽子やくし、タオル、帽子の貸し借り等でもうつるからです。

寝具を介しても感染します。

なので、子供でシラミが出ると、一緒に寝ている親にもうつることがあります。

薬剤で駆除!

頭に寄生したアタマジラミを駆除するには、薬剤(シャンプータイプとパウダータイプがあり、どちらも薬局や薬店で購入できます。薬剤を使う場合には、説明書をよく読み、用法用量を守って使用してくださいね。
重要なことは、見落としを防ぐことで、よく卵を探してください。もし駆除できたと思っても、最低でも1週間は髪の毛をチェックしてみてください。

また不潔だからなるという事は全くないので、見つけたら正しい知識で駆除してみんなの頭を守りましょう!!

国立感染症研究所 シラミ症

シラミ症とは

名古屋市衛生研究所

名古屋市:シラミ類について(暮らしの情報)
アタマジラミなどのシラミ類について

キンチョー シラミの感染症を防ぐ保健だより

学校法人、各種教育機関の指導者様へ:「シラミの感染症を防ぐ保健だより」
児童や園児同士の接触で、感染・発症が心配されるアタマジラミの感染症を保護者のみなさまに知っていただき、家庭での対策などを啓蒙する情報をまとめました。
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