きくらげって何かご存知ですか?
夏が旬の生きくらげ
おいしい生きくらげが店頭に並ぶ季節となりました。
中華の炒め物などでおなじみかもしれませんが、
生をさっと茹でて食べるとついつい手がでちゃう料理ができるんですよ。
夕飯の一品にきくらげのナムルでしたが、子供たちにも好評でした。
そもそもきくらげって何かみなさんご存知ですか?
名前と見た目で海藻と勘違いされやすいですが、きくらげは「きのこ」です。
だから、きのこの栄養素が豊富なんですよ。
きくらげの注目すべき栄養素は2つ!
- ビタミンD
- 食物繊維
1つ目:ビタミンDが豊富
生きくらげ(茹でバージョン)はビタミンDの量が100g中25.3μg
1日あたりの摂取目安量が「8.5μg」なので、副菜の一品に加えるだけで1日の摂取量の大半が取れます。
ここで簡単にビタミンDの役割をご紹介すると、
- 強い骨を維持するためや骨を丈夫にする
- カルシウムの吸収を助けて、そもそも骨を丈夫にする
この為に欠かせない栄養素です。
近年、骨だけでなく骨格筋の維持における役割も注目され、ビタミンD不足は転倒リスクが示されています。つまり、ビタミンDをしっかり摂取することで、骨やそれを支える筋の維持・強化につながります。
これはめぐって、高齢者の方々の心配事でもある「骨粗しょう症」予防にも効果的だと言えますね。
ところでビタミンD摂取が強い骨の維持に欠かせないと分かったと思いますが…
ビタミンDの摂取は難しい
実は、食べ物でビタミンDを含むものは少なく、カツオなどの魚類ときくらげ、しいたけなどのきのこ類がそれに当たります。食べ物以外では、日光浴によって皮膚で生成されます。
日光浴をしようにも連日の猛暑によってなかなか難しいですよね。また主菜の魚類で補うことはできますが、連日は難しいのが現実…肉類も食べたくなるし、魚はお財布的にもちょっと割高…
そんな時には、きくらげを副菜として添えること、おすすめです!!
2つ目:食物繊維が豊富
生きくらげ(茹でバージョン)の場合、不溶性食物繊維が100g中15g
食物繊維の1日あたりの摂取目安量が18gなので、100g食べればほとんどクリアです。
食物繊維といえばみなさん想像するのがごぼうだと思いますが、ごぼうは100g中3.4gの不溶性食物繊維なので、なんと5倍近い食物繊維の量です。
ただ実際には100gも食べられないと思います。
まとめ:骨によし!腸によし!!「生きくらげ」で決まり
骨を強くして、腸にも優しい栄養素がつまった生きくらげ
ぜひこの旬の時期に手にとって食べてみてください!!
ちなみに…
30秒さっと茹でて、ごま油に塩を入れてつけて食べると美味しいです!
きくらげのおすすめ食べ方については、別の機会で触れたいと思います。
文部科学省 日本食品標準成分表
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/02/18/1365343_1-0208r_1.pdf厚生労働省 eJIM
厚生労働省 日本人の食事摂取基準2020年版