避難所では炊き出しが行われる事もあると思います。我が家は小麦アレルギーのため、食べられない事多いと思いますが、それでも以下のことを知っていてくれる。もし実際やってくださったら、食物アレルギーの人でも食べられる人が増えるかもしれません。
それは炊き出しのときに見せてくれる教えてくれることです!
どんな食材でどのような調味料で使った料理なのか。アレルギー対応料理でなくても原材料がわかれば食べられるかもしれません!
● 使った食品の袋・パッケージをダンボールに入れておく
ダンボールの箱に使った調味料やパッケージをばんばん入れておく
● 使った食品の袋・パッケージを並べてもらう
配給の机の横に並べておいてもらう
● 使った材料を紙に書き出し、食品の袋・パッケージを張り出しておく
など自由に見えるようにするだけで、本人や保護者が原材料を確認して食べられるか判断できます。
☆ワンポイント:食事制限の全員がとってもうれしい簡単レシピ!
完成前のひと鍋分だけシンプルなものを取り分けておく!
炊き出し時に大鍋で炒めたり焼いたり煮たりすると思いますが、例えばカレーや豚汁などは水煮の状態(出汁やルーなどの調味料を全く入れていない状態)のものをひと鍋残す!これだけで食物アレルギー患者だけでなく赤ちゃんの離乳食や糖尿病や高血圧などで食事制限のある方も食べられるようなります。まさにみんなで一つの鍋をつつくことができます!!
<作り方>
- 出汁もルーも入れてない、野菜や肉を煮ただけ(炒めただけ)の段階のものを別鍋
に避ける(→別鍋に避けた後、大鍋は制限のない方のために味付けて完成させて
OK) - 食事制限の方それぞれに上記1の鍋から取り分ける
- 各自それぞれの状態に応じて味付け(出汁やルー)して料理を完成させる
- みんなで美味しくいただく
番外編:避難所運営のとき
避難所の運営は市民が運営します。そのため、食物アレルギーの人を把握してもらうために、名簿作成時に食物アレルギーの有無を確認してもらえると、非常に助かります。災害当初、避難所が混乱していることも想定されます、この場合この避難所に食物アレルギーの人が「一人以上いる/いない」だけでも十分です。自治体が全体把握時に、【この避難所に配慮すべき人(=食物アレルギーの人)がいる】ことが把握できれば、アレルギー対応食品を配布する助けになりますし、保健師さんの巡回時にも役立つ情報になると思います。
例えば、下記事例では高血圧の情報や食事の介助が必要なことなどわかります。
みなさんが教えてくれる情報で食物アレルギーの人が食べるものに出会えるかもしれません。食物アレルギーの人に出会ったら思い出してもらえたら嬉しいです。