「在宅避難」を知っていますか?
皆さん、災害時をイメージすると避難場所に集合して避難所で過ごす事を思い浮かべませんか?
もちろん自宅が危険な状態やハザードマップ等で危険な地区等であれば避難所で過ごす事になりますが、今はコロナ禍。
3蜜になりやすい避難所よりも、自宅が安全であれば被災時も自宅で生活をする在宅避難をするという方法もあるのです。
我が家は在宅避難ができるの?
災害時、自宅にとどまる事ができるかどうかは家屋の状態・環境の状況等によります。
台東区のHPではフローチャートがあり自分で、在宅避難ができるかどうかのチェックができるようになっています。
もし、このフローチャートから在宅避難ができそうだと判断できたら、在宅避難を選択できます。
実際に在宅避難する場合、何が必要でしょうか?
電気・ガス・水道などのライフラインは使えない事が予想されます。
それぞれ考えられる備品・備蓄品としては
- 電気 → 懐中電灯やランタン、ろうそくなど
- ガス → カセットコンロ・カセットボンベなど
- 水道 → 飲料水と調理用水として1人1日3リットル+生活用の水
となります。
カセットボンベは1ヶ月で15本が目安
カセットボンベは1本で約60分使用可能なものです。
通常ライフラインの9割復旧は電気で1週間、ガスが1ヶ月と言われています。
そこから考えると調理で1日30分使用する場合、1週間で3.5本、1ヶ月となると最低15本は必要ですね。
食料品は、主食・主菜・副菜・それ以外に分類して備蓄をチェック!
主食となるもの
お米:備蓄として多めに用意する分は水の節約になる無洗米がオススメ。
餅やパン、乾麺やカップ麺
主菜となるもの
魚や肉などの缶詰。好みのレトルト食品など。
副菜となるもの
野菜や豆類の缶詰。インスタント味噌汁やフリーズドライのスープなど。
それ以外
果物の缶詰や野菜ジュース:栄養が偏りがちでビタミン不足になりやすいのでビタミン補給できるもの
栄養補助食品:食材が偏りがちなので、手軽に栄養補給できるものは便利
調味料各種は意外に見落としがちですが大事ですね。ちょっとした調味料が加わるだけで、味にレパートリが加わるので、味気ない食事になるがちな避難中ですが、食事に彩りを添えてくれます。
生活用品は多岐にわたるので、普段から少し多めの備えを意識して!
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ビニール袋、ゴミ袋、ラップ、救急箱、ウェットティッシュ、使い捨てカイロ、モバイルバッテリーなどが一般的にどの家庭でも必要になります
家庭状況ごとの備えも忘れずに!
乳幼児がいる場合は、粉ミルクやおむつ、おしりふき
女性がいる場合は、生理用品など、それぞれのご家庭で必要になるものを各自備えましょう!
普段使っているものを1パック1セット余分に常備しておくといざという時に役立つと思います!
災害はいつやってくるかわかりません。ぜひご自身の家庭で何を準備すればいいのかチェックしてみてください!
台東区 在宅避難と備蓄について