食物アレルギーっ子の災害対策〜食物アレルギーって?〜

食物アレルギー

私ごとですが、私には3人の息子がいます。小学校5年生、小学校2年生、幼稚園年中さんの3人です。男子3人まぁ毎日家の中はてんやわんやですごい事になっています。そんな3人、真ん中の次男にはアレルギーがありませんが、長男と三男にはそれぞれ食物アレルギーがあります。

長男はエピペンというアドレナリン自己注射液をもっているほどの重度の小麦アレルギーで、三男はナッツと卵、甲殻類のアレルギーがあります。以前我が家愛用のグルテンフリーパスタの紹介をしましたが、長男が小麦アレルギーなので我が家は小麦なしのグルテンフリー生活&三男が卵アレルギーなので卵なしのエッグフリー生活を送っています。

もう長男は11歳になる年齢ですから、食物アレルギー対応生活も10年になるわけで、普段の家での食事は慣れもあり困りませんが、突然やってくる災害時となると話しは別です。どこで被災するかわからない中で3日分は車の中に食物アレルギー対応非常食を常備していますし、家でも1週間分の備蓄はしていますが、避難所で生活しなくてはならなくなったら?備蓄していたものが何らかの理由で食べられなかったら?そんな時もあるかもしれない緊急事態。大事になるのは、周りの人にいかに食物アレルギーを知ってもらっておくかだと思います。

今回地元で食物アレルギー児の避難所での食事についての講演をするのですが、このような機会をいただき、みなさんに食物アレルギーとは?食物アレルギー児の被災って何が困るの?等お話しいただけるのは本当にありがたいと思います。

ところでそもそもみなさん、この食物アレルギーって何かご存知ですか?

よく耳にする言葉だとは思いますが、かゆくなったり蕁麻疹でるんだよね?という感じではないでしょうか。

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食物アレルギーって?

食物アレルギーの定義は「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」です。

国立成育医療研究センター 食物アレルギー

簡単に言うと、「本来は体に害を与えない食べ物(小麦・鶏卵・牛乳・えびかに・ピーナッツ・そば等)を異物と勘違いし、免疫反応が過敏に働いてしまう現象」のことで、体に発疹がでるじんましんやかゆみといった軽い症状から、命に関わる重い症状(意識がもうろう、持続する強い咳き込み、息苦しさ、強い腹痛等)まで人それぞれ症状は異なります。

息子はこの重度小麦アレルギーなので、もし万が一小麦関係を口にしてしまうと命に関わる重い症状が出てしまいます。毎日の給食は食べられるものは食べ、食べられない麺類や揚げ物、加工肉などは、私が作った代替給食を持参しています。

食物アレルギーとは何かとわかったところで、これが災害時どう困るのでしょうか?

被災時に考えられること、どういう対策が考えられるか次回お話したいと思います。

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