今日も暑いです…
今の外気温は33度…
今日は私が住む東海地方で熱中症警戒アラートが出ています。
熱中症警報アラートとは…
熱中症警戒アラートとは環境省と気象庁が、熱中症予防対策に効果的な情報発信として、今年4月から全国を対象に運用開始されたもので、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの呼びかけ、熱中症予防行動をとる事を促すための情報です。
暑さ指数で表現
発表は熱中症リスクが高くなる気象条件が予測された場合に、暑さ指数なるものを用いて出されて、この指数が33以上と予測されると発表されます。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
熱中症予防サイト:環境庁
暑さ指数は、
- 気温
- 湿度
- 日射や輻射の熱
この3つを取り入れた指標です。それぞれを指数に反映させる割合は、
暑さ指数 = 気温 1割 : 湿度 7割 : 輻射熱 2 割
となっています。いわゆる重み付けです。
気温との関連(10%)
一般的に、気温が25℃以上の時に熱中症になりやすい環境で30℃を越えると死亡者がでる暑さと言われています。
「暑さ」と聞いた時に、最初に思い浮かべる身近な数字だと思いますが、この指数では10%の重みしかないんです。
湿度との関連(70%)
湿度は60%以上と高くなると自律神経に影響されて、熱中症になる場合があり、80%以上の湿度になると発症率がぐっとあがります。これは湿度が高いと汗が蒸発しづらく、体の中の熱がこもるためです。
気温が30℃を超えなくても、湿度が高いと熱中症リスクが高くなることから、暑さ指数を図る中で湿度は7割を占めます。
輻射熱との関連(20%)
「ふくしゃねつ」と読みます。日射や輻射の熱のことで、いわゆる日差しと照り返しのことです。
アスファルト上では表面温度が60℃越える事もあります。
警報アラートの活用
気象庁のデータを基に環境省が発表してくれている警報アラート
定期的に自分でチェックすることも可能ですが、面倒です。登録しておくことで通知してくれるサービスもあります。
- メール
- LINE
2種類の方法があって、いずれも事前に地域を登録しておくことで、定期的にお知らせしてくれます。天気予報のように、予測も含まれているので、特に警報アラートが出ていたり出そうなときは、対策しやすくなります。
警戒アラートが出ている時、特に注意が必要な事はわかったと思うので、次回はどう気をつければいいのかをお伝えしたいと思います。
環境省 熱中症予防情報サイト 暑さ指数について
熱中症環境保健マニュアル2018
まちなかの暑さ対策ガイドライン
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/city_gline/city_guideline_full.pdf