晋山式と稚児行列

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夫のいとこが晋山式を行いました。それに伴い稚児行列も行われたので参加させてもらいました。私自身も小さい時に地元で稚児行列に参加させてもらった事があるのですが、息子達にとってもとても良い貴重な経験をさせてもらいました。夫のいとこのお寺は曹洞宗なので、曹洞宗の晋山式でした。

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晋山式とは?

晋山式というのは、各寺院において新たに住職となった僧(この方を、「新命方丈」ともいいます。「方丈」とは住職の居室のことで、転じて、その居室にいる人という意味で、住職を方丈とも呼びます)が、その寺院に晋む(=進む)ことです。禅宗寺院は多く山間部にあって山号(=○○山)を持ち、そして、寺院を山ともいうため、「山に晋む式」と書いて「晋山式」としています。

曹洞宗 https://www.sotozen-net.or.jp/ceremony/special/shinsanshiki

つまり簡単に言うと住職交代式の事です。おじから交代していとこが新しい住職となりました。

式のはじめには、新しい住職と檀信徒の方々が行列を作ってお寺に入るのですが、今回このおめでたい式を記念して稚児行列も行われました。

稚児行列とは?

お寺で晋山式や落慶式などの大きな法要を行う際に、煌びやかな装束をまとって行列に加わる子供のことを言います。み仏に守って頂き、やさしく賢い子になるという願いを込めて頭上にみ仏の聖水を頂く灌頂という儀式を行うこともあります。

浄土宗 https://jodo.or.jp/tips/ochigosan/


お稚児さんは新命住職を山門まで先導する役目を担っていて、住職は檀信徒総代方の持つ青・黄・赤・白の旗、またお稚児さん達の行列に先導され、随行の僧侶を伴い、大傘に蓋われてお寺の山門に到着します。新命和尚は山門で法語を唱え、大擂鼓(だいらいく=雷が鳴るように打つ太鼓)の鳴り響く中を先導する僧侶方に続いて本堂に入ります。つまりお稚児さんは山門まで先導するので、この大事な役目を務めるとその子は丈夫に育つと言われています。

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