三人の母である私ですが、妊娠するとすぐわかりました。なぜなら毎回体調がものすごく悪くなるから。つわりがひどかったんです。妊娠のたびに次こそは大丈夫だろうと淡い期待を抱きましたが・・・あえなく三人とも撃沈。毎回重症妊娠悪阻という病名がつき、つわりで入院も経験しました。
つわりと妊娠悪阻
「つわり」，すなわち，妊娠初期の悪心・嘔吐は半数以上にみられ，体重減少，脱水，電解質異常などを呈する「妊娠悪阻」は全妊婦の 0.5～2% に発症する
産婦人科診療ガイドライン https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2020.pdf
つわりはいわゆる妊娠初期の気持ち悪さや吐き気のことですが、妊娠悪阻と病名がつくほどひどくなると体重減少や脱水、脱水からくる諸症状など、体の維持が大変になってきます。
私の場合は毎回８キロくらい体重が落ちました。食事ができないのはもちろんなのですが、水分摂取もできなくなってきます。とにかく気持ち悪く動く事も辛くなって、ほぼ寝たきりに近くなり、食べておらず吐くものが何もないので、最初は胃液を吐き、ひどくなってくると胃液ではなく緑色の胆汁を吐くようになりました。２年前の胃カメラの時に逆流性食道炎の跡があると言われましたが、それはつわりによる嘔吐の跡のようでした。恐ろしい胃液と胆汁。苦いからまずいんですよね。
つわりの原因は？
「妊娠悪阻」の原因ははっきり分かっていないらしく、今のところ対処療法しかない。なのでなかなかつわり時期は大変ですよね。３回の出産中、１回だけは入院することなく産院に点滴に通う日々で乗り切れましたが、２回は入院しました。最初は点滴通いで過ごしていたんですが、全身状態が悪く入院設備がある市立病院にまわされ、そのまま入院となりました。終わりが見えないし、四六時中とにかく気持ち悪く、飲食していないので吐くものがないのに吐くので、どんどん落ち込んで行き、辛い日々でした。2日酔いが四六時中、２４時間ずっとあると思ってもらえたらわかりやすいかもしれません。
また３人目の入院時の検査で血栓ができやすい状態になり、自己注射する事になりました。この事についてはまた次回。
幸いなことに私は安定期と言われる１６週から２０週くらいになるとあの吐き気が嘘のようになくなりどんどん元気になっていったので、２０週以降は妊婦生活楽しむ事もできました。
