今回は健康管理士の講座を聞いてみました。
体内時計と細胞老化についての講義でした。
実際の細胞老化の概念はとても難しいとの事でしたが、すごく大事で今基礎研究が進んできているところである事。老化した細胞を除去する研究とか体全体として老化は進むけど、どうしたら遅くできる?等の研究もされているようです。
今回体内時計と老化について話して頂いたのですが、体内時計は老化と密接に関係しているとのこと。細胞老化の概念は難しいけど、体内時計は身近ですよね。
自分の今日からできる生活を見直すだけで体内時計は整える事ができるのがとてもいいところ。
そもそも、個体老化っていうのは細胞が炎症をおこして慢性的に炎症をおこしている状態をいいます。慢性炎症はすごく軽〜いマイルドな炎症の事。だけど、これがずっと続いている状態。
アンチエイジングというのはこの慢性炎症をどう予防するか。という事にかかっているんです。
現代の24時間社会が当たり前となった私たちの暮らし
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自然のサイクルから逸脱した生活が一般的になった。社会全体が超夜型化。自分の体内時計と生活パターンに乖離が生じやすい現代社会なんですね。
これにより
- 概日リズム障害の増加(サーカディアンリズム障害)
- 増え続ける深夜勤務を含む交代制勤務者(国内で1200万人)
- シフトワーカーで発症リスクが増加する疾患→免疫機能低下・心血管疾患・生理不順・うつ病
つまり全身疾患に関わる。
もともと人の体内時計は約24.5時間
加齢によって次第に周期が短くなり24時間周期に近づく。年をとって早寝早起きになってくるのはこういう事があるからかもなんですね。
体内時計の乱れだけで病気になるか?といいう事ですが、これは
7日間で8時間とか4日間で8時間とか適応できるシフトと適応できないシフトがあるので
シフトの組み方で体に負担がかかる場合とかからない場合がある。
慢性的なサーカディンになると免疫老化のサインの細胞が増えてきて、老化が促進される。
免疫細胞の老化が関与する免疫機能異常を起こすんですね。
平日の睡眠不足を休日で補おうとして2時間以上平日の睡眠時間とかいりすると体内時計が乱れるとくるので、せめて2時間以内、1時間の違いなら修正できる。なので、無理をしないで規則正しい生活っていうのは細胞にとっても良いという事なんですね。
体内時計の乱れが慢性的になると免疫老化のサインの細胞が増えて、結果老化が促進されてしまうので、アンチエイジング・細胞の老化を防ぐためにはいますぐできて道具もいらない、体内時計を整える!!というのをまずはやってみるのがいいな!と思いました。